地域日本語教室とは・・パート1

県内3箇所で、日本語教室指導者として活動を継続している。(N市、F町、O町)

観光地として有名なO町だが、外国人旅行者は少なくリピーターはほとんどいない

0町はアジア圏に関心のない住民が多く(苦笑)、アジアからの旅行者でも英語で通訳すれば理解できると思い込んでいる観光担当者が多い(英語が堪能な担当者をあまり見たことはないが・・)

外国からの旅行者にとって母語が通じる安心感は何物にも代えがたい・・・上げ膳据え膳の日本人旅行者にはワカラナイでしょうね~

 

ここ数年、O町日本語教室の受講生達が旅行者に声をかけるようになってきた。

「あなたはどうして台湾語を話すのですか?」「あなたはどうして中国語がわかるのですか?」・・ほとんどの旅行者が驚くと同時に嬉しそうな顔をするという

「私で役に立つことがあれば手伝います」・・・日本語教室で学ぶようになり、堂々とそれが言えるようになりました。

 

いつも言い聞かせている。

「貴方たちが同国の人達を助けられるようになって欲しい・・・これからは、いろんな国の旅行者が日本へ入ってくる。そのときに助けてあげられる人になって欲しい・・・日本が独特の文化であることを身をもって学んでいるのが貴方たちだから、きっと素敵な案内人になれるはずです」

 

その言葉を思いだし、勇気を持って声をかけられた・・・・「旅行客も喜んでくれたけど、私の方が何倍も嬉しかった。私でも役に立つんだって・・そう思えたから・・」

 

人財育成というと大学生や留学生しか思い浮かばない・・○○イ人達・・・

 

地域日本語教室だからこそ、日本語能力試験を受けられる学びもするし、地域とのつながりを重視する活動だってできる。

担当者や日本語指導者にその発想がないと・・・絵に描いた餅??にしかならない・・

 

受講生達に日本語指導者の思いは確実に伝わっている・・・そんな日本語教室がもっと増えてくれたらいいのだが・・秋田県では無理かもしれませんね・・・回りから落としていくしかないかな~

 

O町教室担当者が・・女性であることが、大きな力だ・・・頑張ってみますか~