イニシアチブNIPPONプロジェクト「地域意見交換会」in秋田・・・・
[定住外国人の適切な受入政策の推進にむけて]
と題して意見交換会が行われました
7月16日(土)13:00~16:00 会場 サンルーラル大潟 会議場
主催・・一般財団法人 未来を創る財団・
共催・大潟村・仙北市
16日はO町日本語教室の日ですから、教室終了後バタバタとサンルーラルへ走りましたが、主席者を見てビックリ・・・・大潟村長・仙北市長を正面に、蒼々たるメンバーが顔を揃えていました。
この財団は、日本の地域社会における現場の実態把握を基に、外国人の望ましい定住化の在り方に関する考察を深め、そのビジョンと定住化促進のための具体的な施策を提言し発信し、適切な方策が推進されるようにしていく。
11月12日開催予定の外国人受入に関する「東京ラウンド」に向け、全国各地の地域社会で外国人受入に関する討論会を行うのを趣旨に掲げています。
私が今回の意見交換会に参加したのは、この財団のメンバーの一人、毛受敏浩氏(日本国際交流センター執行理事)の要請があったからです。
毛受氏が、「のしろ日本語学習会」のことを知り、詳しい話しを聴きたいと能代まで来て下さったのは2年前でした。
日本語教育の学びは自腹で東京まで出かけますが、日本語教育を国際交流活動だと思っていない私は、失礼なことに毛受氏を知りませんでした。
初対面でとんぼ返りの毛受氏と、時間の許す限りお話をしました。
最後までジッと聞いて下さった毛受氏は「、定住外国人受入のモデルになる・・このまま活動を継続して下さい」と言って下さいました。
エライ人なのに能代まで話しを聴きに来てくれたと感激しましたが、能代まで来るなんてよっぽど暇だったんじゃないの?と言われてしまいました(苦笑)
秋田県は定住外国人受入を本気で考えてはいない・・・悔しいですが、20年以上の活動で見えたことでした(偏見だという人が居たら受けましょう・・居てくれたら嬉しい)
能代教室の応援団は市井の人達です
それに、毛受氏のような専門家が理解してくれる・・・活動する上で、大きな励みになりました。
たとえ孤独な活動でも、「定住外国人受入のモデル」となると自負し、活動を継続してきました。
定住外国人受入が絵空事ではなくなってきました。
主催側の推薦で参加する事になった学習会です。
毛受氏は、私たちの活動を公の場で披露する場を設けて下さったのです・・・・モデルとなる日本語教室として・・
意見交換が終了した後、「外国人労働者であろうと一人の人間、人間を受け入れる意識がなければ本当の支援にはならないとわかった」・「日本語支援はボランティアレベルで考えるものではなく、県全体、国全体で考えるべきこと」・・・etc
自治体の代表者である人たちの発言を聞き、これで秋田県に少しでも理解してくれる人が出てきてくれるかも・・・・と、淡い期待を持ちましたが・・
日本語教室の学習者の真剣に日本語を学ぶ姿が思い浮かびました・・受講生達は日本で生きる為に一生懸命勉強しています。
外国人の嫁であろうと、労働者であろうと、研修生であろうと・・・一人の人間として、学びの場を与えられることの嬉しさを知っているからです。
学びは生きる力になるのに・・・成績だけにとらわれてしまうと、学びの本質を忘れてしまう?
帰りの車の中で彼が一言・・・「今日の会議で・一歩前進・・イヤ半歩でも前進してくれるとイイけど・・な」
疲れましたが・・学びの多い一日でした。
毛受氏と記念写真・・・会の取り組みで報告
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