盆踊り(助成金をもらえませんでした)

2016年全労済地域貢献助成金事業に応募したのですが、残念ながら採択されませんでした。
(応募総数296・・助成団体数73・・・助成金額19,920,014円)

 

今回助成金が欲しかったのは、今年で20年目になる盆踊りのイベントのためでした。

学習会では、日本語を実際に使う場をたくさん設けることで本物になると考え、一年を通して地域の皆様との交流や、キャンプ・料理講習など体験学習を設けています(年10回ぐらい)

 

その中で意外な効果を見せたのが・・盆踊りでした。
盆踊りは、思いがけず異文化をルーツに持つ人たちと高齢者との人間交流になりました。

継続してきたことで、教室の盆踊りを楽しみにしてくれる人たちが増えています。

 

 

20年前は、東南アジアのお嫁さん達を見る眼は侮蔑と差別・・浴衣はもちろん、盆踊りを踊れる所などありませんでした。
日本語教室で一生懸命頑張るお嫁さん達に日本の文化を伝えたい・・コッソリと浴衣を着せ盆踊りを踊ってもらおうと思いました。
ついでに学習会のみんなで屋台も作り楽しんでもらったら・・・・
当時は町外れの狭くて暗い場所での盆踊りでしたが、みんな楽しそうでした。

 

10年経ち市の真ん中にある公園で踊ったらどうかと打診があったとき、正直どうなるかと心配しました。お嫁さん達に嫌な思いをさせるのではないか、家族は許可するだろうか・・と・・

 

余計な心配でした・・

「日本語教室の人たちは頑張っているものね~・・外国人とか異文化ではなく、同じ住民として私たちも仲良くしなくちゃ・・盆踊りが上手な外国人ばかりだね~」と言ってくれたのです。

私たちの思いは町の皆さんに伝わっていました・・本当に嬉しかったです。

 

その盆踊りが・・活動の負担になり始めました。

 

場所が広い分、照明や音響の設備が必要になり、参加者が多くなれば屋台の準備が大変です。一番辛いのが人が多くなればなるほど赤字になるのです。

子供は無料なので・・水風船、綿飴・・激安の屋台・・・・助成金を貰わないと会費を取り崩さなくてはなりません。

 

盆踊りを止めれば解決することなのですが、楽しみにしている人たちのことを考えると・・・悩みます。

盆踊りで会費を取り崩すと、残りの交流活動ができなくなってしまいます。

 

私が金持ちなら・・ポンと寄付するんですけどね~

どうしようかなー・・・会計と事務局と相談してみます。

どこを変えたら継続できるのか・・誰か案を貸して下さ~い